『ゲノムで社会の謎を解く』ダルトン・コンリー&ジェイソン・フレッチャー ― 2018-11-10
線分の長さが各々の遺伝子的距離ね。
『ゲノムで社会の謎を解く
教育・所得格差から人種問題、国家の盛衰まで』ダルトン・コンリー&ジェイソン・フレッチャー (松浦 俊輔 訳作品社)
10月29日
そんなわけで今年もあとわずか。進化とか遺伝とか関係で枕元が危ないので、まずはこれを。
『ゲノムで社会の謎を解く――教育・所得格差から人種問題、国家の盛衰まで』ダルトン・コンリー&ジェイソン・フレッチャー
http://www.sakuhinsha.com/politics/26771.html…
https://www.amazon.co.jp/dp/4861826772/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_SNX1BbN9KSA68…
10月30日
あ、ドーキンスの訳者の大田直子さんと同じく、こっちでも、兄弟でも兄弟姉妹でもなく、「きょうだい」としてあるな。
10月30日
ひらがなでひらくのはあんまりこのみではないのだけど。
11月10日
『『ゲノムで社会の謎を解く 教育・所得格差から人種問題、国家の盛衰まで』ダルトン・コンリー&ジェイソン・フレッチャー(松浦俊輔訳) 読了。
一口で紹介出来るようなら、わし学者になっておるわ。この図の意味を教えてもらっただけでもう元がとれる。線分の長さが各々の遺伝子的距離ね。 https://pic.twitter.com/mqGw3JzHfZ
11月10日
6万年ほど前にアフリカから出た1000人単位の遺伝子的ボトルネック集団の子孫(上側)が、アフリカに残った民族(一口に黒人という種族)の遺伝子的多様性に比較して、どれだけご親戚関係かという図。その他、生まれか育ちかなんて吹き飛ぶほど複雑な遺伝子と環境の相互作用を渾身で解説する傑作だよ。
『ゲノムで社会の謎を解く
教育・所得格差から人種問題、国家の盛衰まで』ダルトン・コンリー&ジェイソン・フレッチャー (松浦 俊輔 訳作品社)
『給料をあげてもらうために上司に近づく技術と方法』ジョルジュ・ペレック ― 2018-11-11
よく考えるのは苦手でもあなたはこのフローチャートを見て昇給を諦めてはいけません
『給料をあげてもらうために上司に近づく技術と方法』 ジョルジュ・ペレック (桑田 光平 訳 水声社)
11月11日
『給料をあげてもらうために上司に近づく技術と方法』ジョルジュ・ペレック 読了。
よく考えるのは苦手でもあなたはこのフローチャートを見て昇給を諦めてはいけません可能性は二つに一つです本屋へ行くかネットで注文するかです残念ながら密林で注文はできない上に電子書籍もありませんがウリポに手
11月11日
を出す酔狂なあなたには問題はないでしょう考え得る限りの幸運で近くの本屋に海外文学の棚がある場合ヘベペの作家を探しますがヘッセやオー・ヘンリーがあるだけですベケットはおろかジョゼフ・ヘラーすらないでしょうレジのヨランダ嬢に訊いてみても無駄でしょう可能性は二つに一つです大書店へ行くか
11月11日
この本屋で取り寄せ注文するかです事態を簡潔にするためにというのも何事も簡潔にすべきですからヨランダ嬢に給料をあげてもらうために上司に近づく技術と方法を注文しますと話しかけましょう何言ってんこいつという怪訝な顔をされるでしょう可能性は二つに一つです黙って2160円を出して促すか水声社の
11月11日
ペレックの本ですと説明するかですヨランダ嬢がペレックを知っていれば怪訝な顔などしなかったでしょうヨランダ嬢に嫌われたくなければ大書店にいくべきでしたがあなたはヨランダ嬢との世間話をして機嫌を損ねないようにすべきですこのペンは書きやすいとか注文票に書名がおさまるかななどと言いながら
11月11日
書き上げましょうさああなたのやらなければならないことはすべて終わりましたあとはただ待つだけです可能性は二つに一つです二週間ほどたって電話口に懐かしいヨランダ嬢の声でご注文の品が届きましたあるいは残念ながら取次にも版元にも在庫がないかのどちらかですあなたは諦めないでしょう図書館に向
『『百年の孤独』を代わりに読む』友田とん ― 2018-11-25
健康診断こわかったよーのガボゴブ
『『百年の孤独』を代わりに読む』友田とん
11月25日
『百年の孤独』を代わりに読んでもらっていることに甘えて、半年かかってやっと第19章なのである。滅多にない読書体験というか疑似体験なので、文フリにいく方にはお薦めするのです。
11月25日
『『百年の孤独』を代わりに読む』友田とん 読了。 素人考えである。ただの思いつきに過ぎない。そして本を読むだけで稼げるプロは存在せず、思いつきがなければ何もないのだと思いつき、私は、ピエール・バイヤールの『読んでいない本について堂々と語る方法』を読んでしまったことを悔み、また、
11月25日
『百年の孤独』を読む前に『『百年の孤独』を代わりに読む』を読まなかったことを残念に思うのだ。もしかしたら、『『百年の孤独』を代わりに読む』を『百年の孤独』の代わりに読むことで『百年の孤独』を読むよりも『百年の孤独』を読むことに対する深い理解に達したかもしれないのではないかと。
11月25日
しかし、やっぱり『百年の孤独』を読んでおいたからこそ、アウレリャノが何回出てきても、どのアウレリャノかがわかるのではないか、アウレリャノがアウレリャノにアウレリャノしても投げ出さないのは、アウレリャノが最後にアウレリャノするからだと知っているからではないか、あるいは、代わりに
11月25日
読まれているのではなく、私自身の記憶の中の『百年の孤独』のただの確認作業になってはいないか、と自問自答しながら読んでいるととつぜん、桂三枝が桂文枝になっていたことに驚く自分に驚くのだ。新婚さんいらっしゃいは桂三枝ではないのか、アウレリャノはアウレリャーノではないのか、といった
11月25日
年寄りの記憶の中の『百年の孤独』は、誰かに「代わりに読んで」もらうことで、間違いなく、新しく生まれたのだ。ありがとう、友田さん。
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