『分かちあう心の進化』松沢哲郎 ― 2019-01-27
液状化していく猫
『分かちあう心の進化』松沢哲郎 (岩波書店)
1月27日
『分かちあう心の進化』松沢哲郎(岩波科学ライブラリー) 読了。「ヒトが手を使えるようになったのはなぜ?」に99%「二足歩行するようになったから」と答えるでしょうが、よく考えるとチンパンジーは四本とも「手」なんですよね。答えはなんと「赤ん坊をあお向けに寝かせておけるようになったから」
1月27日
四本の手のうち二本が足になったが正しい進化とのこと。なーるほど。そんな京都大学霊長類ちぱんじんの連綿たる研究を面白おかしく紹介しながら、「ヒトの心」がヒト科四属とどう異なるを客観的方法での室内実験と野外実験によって解き明かしていく、比較認知科学をいいとこ取りで読ませる本でした。
1月27日
言語がコミュニケーションの道具として進化したと決めうちするとか、互恵的な行動をヒト固有の愛に結びつけるとか、私は好きではないけど(好き好きじゃないけど)、チンパンジーのアイはまだ存命よ。
下記URLへ。
「ようこそ | 京都大学霊長類研究所 - チンパンジーアイ」
http://langint.pri.kyoto-u.ac.jp/ai/ja/about/index.html…
7月3日
もちろん、教育しても無駄だという立ち位置なんですがね。
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