『股間若衆』木下直之 ― 2012-04-19

『股間若衆 ―男の裸は芸術か―』木下直之 (新潮社)
4月15日
久しぶりに大型書店に寄ってみました。いろいろ欲しいなあと思って、買ったのが、「股間若衆」…。 http://t.co/pTlZsHNa 古栗の生霊か岸本さんの呪いか…。
4月15日
(「股間若衆」…今年のNo.1の予感…)
4月19日
「股間若衆」をキワものだと思ったら、こんな文章に胸をつかれる。「学帽・学生服にゲートルを巻き、小銃を右肩に担いでぬかるみを行進するさまは、……。本郷新は、戦場に送られ、倒れた若者たちに、もうどんな衣服も着せたくはなかったのである」 http://t.co/qqjCvo3m
4月19日
(それにあと半分は「曖昧模っ糊り」とか「とろける股間」とか実に芸術的な表現に満ちた芸術書なのですよ)
4月19日
みんな! もっと股間を盛り上げようぜ!
4月19日
もとい! 股間若衆を盛り上げようぜ!
4月19日
「股間若衆」は芸術を超えて文化人類学、いや、パンツを穿いた猿(人間の比喩ではなくほんとの猿)までを視野に入れてしまった…。股間を軽んじる勿れ。股間を嗤う者は股間に泣く。股間一秒毛が一生。
4月21日
「股間若衆 男の裸は芸術か」木下直之読了。古栗といい直之といい木下さんはみんな股間好きなのか。とにかく男の裸の表現に対する、日本人のどうしてよいのかわからない距離感(検閲も表現者も観客も)が、針小で棒大な、もとい信証で膨大な資料であっちをつついたりこっちを覗いたり。傑作研究書。
4月21日
「股間若衆」p.171の、浅草祭りで褌をモッコリさせて恍惚となる男(土田ヒロミ「東京、浅草」)が、バタイユの凌遅刑の写真の男の表情と重なるなど、読み方は曖昧模っ糊りしております。(大半は笑いどおしw)
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://yodamina.asablo.jp/blog/2012/04/19/7615316/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。