『股間若衆』木下直之2012-04-19

満開の桜と、股間若衆(2013年3月29日撮影)


『股間若衆 ―男の裸は芸術か―』木下直之 (新潮社)


4月15日

久しぶりに大型書店に寄ってみました。いろいろ欲しいなあと思って、買ったのが、「股間若衆」…。 http://t.co/pTlZsHNa 古栗の生霊か岸本さんの呪いか…。


4月15日

(「股間若衆」…今年のNo.1の予感…)


4月19日

「股間若衆」をキワものだと思ったら、こんな文章に胸をつかれる。「学帽・学生服にゲートルを巻き、小銃を右肩に担いでぬかるみを行進するさまは、……。本郷新は、戦場に送られ、倒れた若者たちに、もうどんな衣服も着せたくはなかったのである」 http://t.co/qqjCvo3m


4月19日

(それにあと半分は「曖昧模っ糊り」とか「とろける股間」とか実に芸術的な表現に満ちた芸術書なのですよ)


4月19日

みんな! もっと股間を盛り上げようぜ!


4月19日

もとい! 股間若衆を盛り上げようぜ!


4月19日

「股間若衆」は芸術を超えて文化人類学、いや、パンツを穿いた猿(人間の比喩ではなくほんとの猿)までを視野に入れてしまった…。股間を軽んじる勿れ。股間を嗤う者は股間に泣く。股間一秒毛が一生。


4月21日

「股間若衆 男の裸は芸術か」木下直之読了。古栗といい直之といい木下さんはみんな股間好きなのか。とにかく男の裸の表現に対する、日本人のどうしてよいのかわからない距離感(検閲も表現者も観客も)が、針小で棒大な、もとい信証で膨大な資料であっちをつついたりこっちを覗いたり。傑作研究書。


4月21日

「股間若衆」p.171の、浅草祭りで褌をモッコリさせて恍惚となる男(土田ヒロミ「東京、浅草」)が、バタイユの凌遅刑の写真の男の表情と重なるなど、読み方は曖昧模っ糊りしております。(大半は笑いどおしw)




『股間若衆 ―男の裸は芸術か―』木下直之 (新潮社)

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