『猫城記』老舎 ― 2018-07-28
バンダナをいただきましてな
『猫城記』老舎 (稲葉 昭二 訳 サンリオSF文庫)
6月25日
おめでとう。いま『猫城記』老舎を読んでます。変なもんですねw
7月28日
『猫城記』老舎 読了。猫がたくさん出てきてたくさんかんたんに死ぬのでつらいです。猫の額の皮はそんなに剥げないと思います。学校が全部大学で入学と同時に卒業して先生を殺すところが面白いです。でも、おおむね頭が悪い書き方をされて猫には評判が悪そうです。筆に勢いがあるので読まされました。
『猫城記』老舎 (稲葉 昭二 訳 サンリオSF文庫)
『半分世界』石川宗生 ― 2018-03-04
『半分世界』のお父さんの書斎はこんなんだよ。
『半分世界』石川 宗生(東京創元社)
3月3日
表題作まで読んだが、『半分世界』の方がわしは好き。
3月4日
『半分世界』石川宗生 読了。しかたないなあもう、天才。天才ですよ。脱帽。四つの中短編ともアイデアはよくあるやつだけど、ディテールの重ね方が尋常じゃないっす。ここまでブッキッシュでリアルな大法螺をふける作家がまた出たのかー。作家ごと増田まもるさんの作品じゃないのかなー。
『The video game with no name』赤野工作 ― 2017-10-11
ごはんは?
『The video game with no name』赤野工作(KADOKAWA)
10月10日
『The video game with no name』赤野工作 読了。人生で大事なことは全てゲームから学んだ世代は懐かしさにむせび、ゲームに大事なことは全て人生から学んだ世代は未来に想いを馳せ、ゲームに大事なことは全てゲームから学んだ世代はゲームとして愉しむ。全ての人生に。
10月10日
@KgPravda わたしは円城塔さんが絶賛してたので読みました。素晴らしいもの読ませていただきありがとうございます。
10月10日
なんのことか分からなすぎるので補足。
2115年のあるゲームマニアが、21世紀前半からの「低評価」なゲームを論評するサイト「The video game with no name」という設定。ベタベタにエモーショナルだったり、うっかり哲学的になったりで、ラストの覚悟が胸熱。
10月10
日
なんのことか分からなすぎるので補足。
2115年のあるゲームマニアが、21世紀前半からの「低評価」なゲームを論評するサイト「The video game with no name」という設定。ベタベタにエモーショナルだったり、うっかり哲学的になったりで、ラストの覚悟が胸熱。
12月18
日
えーっ、赤野工作『The video game with no name』がなんで候補に残ってないのさ。10年にひとつの傑作だよー。
『ゲームの王国』小川哲 ― 2017-09-15
猫は支えがないと崩れてしまうのです
『ゲームの王国』小川哲(早川書房)
9月6日
ツイッターで小説や映画の感想を読むときはだいたい「おまえさん、わかってないなあ」と思っています。
9月6日
なので、わたしの感想もそのように読んでいただきたい。
9月6日
(と書いておけば『ゲームの王国』で恥をかかずにすむだろう。まだ1/4だけどきっとものすごいことになる)
9月6日
ツイッターで小説や映画の感想を読むときはだいたい「おまえさん、わかってないなあ」と思っています。
9月15日
『ゲームの王国』小川哲 読了。クメール・ルージュを背景にカンボジアの片田舎に次々と現れるユーモア目盛を振り切った奇矯な人々。泥、鉄板、輪ゴム…。少女と少年の束の間の出会いが、恐ろしく愉しいこの物語の記憶とルールを改竄せよと容赦なく迫る物語そのものの後半。とメモ帳には書かれていた。
9月6日
そんな作家がおるのであろうか。誤読されたらショックとか言われたらわし黙ります。(まあ、すごく表層的なルールの部分かと思いますが)
9月6日
例えば『ゲームの王国』はわし、酷評してもいいよ。前半の凄まじさが後半でなし崩しになるアンバランスさなんて、藤子Fの描きかけの遺作を、Aが描いたんじゃないかってぐらい。それでも小説自体が前半の書き換えを行っているって誤読して自分を納得させてるんじゃ、わりゃ。好きに誤読させてくれ。。
9月6日
読書感想文: ゲームの王国 - /var/log/kenrou http://kenrou.hatenablog.com/entry/2017/09/03/033516…
大森望の帯文はダブルミーニングで、まあ、ふかしの大森の面目躍如な感じ。たしかにその通りなんだわこれ。
9月25日
上巻のままいけば『百年の孤独』とため張るくらいの傑作だけど。なんでみんな下巻も誉めるのかが分からん。SFにするにしても現代文学にするにしてもエンタメにするにしても道具を揃えて満足した素人のゴルフみたいに見える。
『神への長い道』小松左京 ― 2016-07-29
絞り画像です。失敗でしたが
『神への長い道』小松左京(角川文庫)
7月29日
『神への長い道』小松左京 読了。35年ぶりくらい? マッチョだなーとか、定向進化かーとか、いろいろ傾げてしまうクビはありますが、あなた、これ1967年の作品、ほぼ半世紀前でがす。やはり小松左京は偉いのです。
『神への長い道』小松左京(角川文庫)
『虚構の男』L.P.デイヴィス ― 2016-06-20
うちの動物園の大物たち。
『虚構の男』L.P.デイヴィス(矢口 誠雄 訳 国書刊行会)
1月22日
『虚構の男』L.P.デイヴィス 読了。面白れー! 久しぶりに単純に度肝をぬかれるセンスオブワンダーにどっぷりだ。
『叛逆航路』アン・レッキー ― 2016-04-24
今日のガボとゴブ
『叛逆航路 ラドチ戦史』アン・レッキー(赤尾秀子 訳 東京創元社)
4月24日
『叛逆航路 ラドチ戦史』アン・レッキー 読了。
『スター・レッド』『銀の三角』『マージナル』、あのあたりの萩尾望都さまをぜったいにアン・レッキーは読んでいる。このカシオミニを賭けてもいい。
『ハグルマ』北野勇作 ― 2015-08-10
今日は、もふ曜日だよ
『ハグルマ』北野勇作(角川書店)
8月10日
『ハグルマ』北野勇作 読了。率直に言って難しい。もはやストーリーを粉々にした断片が、歯車やバネになって散らばっている。怖いのはここまで思い切って削った作者の執念ではないかと。kindleで買いました。
『月世界小説』牧野修 ― 2015-08-07
今日の暑中お見舞い
『月世界小説』牧野修 (早川書房)
8月7日
そう言えば『月世界小説』牧野修 読了。
8月13日
RT うちの小3生が持っていた読書感想文のテンプレ。今日の昼間に採点していた一般教養の授業の答案(文学部の学生はほとんどいない)の中に、このテンプレで書いたような文章はかなり多かったような気がする。「読書感想文」の呪縛恐るべし。。 https://pic.twitter.com/BlTyBxRmFR
8月13日
ぼくは『月世界小説』という本を読みました。この本を選んだのは、この本がSF好きで大評判だったからです。この本は、菱屋修介が主人公の物語です。菱屋修介は、ヒッシャー・シュスケッ卜な人です。
8月13日
そして、ヒッシャー・シュスケットは、菱屋修介が特異点だったおかげで散々な目にあい死ぬ思いをします。ぼくがこの本を読んで、いちばん心に残ったところは、本名ハットラレ半蔵がひっくり返っちゃったでござるところです。ぼくはこの部分を読んで、ひっくり返っちゃったでござると思いました。
8月13日
なぜならぼくにも、本名ハットラレ半蔵と同じような体験をしたことがあり、その時にひっくり返っちゃったでござるをしたからです。ぼくはこの本から、サピア=ウォーフの言語相対論の極地はこのような物語になるということを学びました。
8月13日
これから、もっと現代認知言語学に裏打ちされながらもそんな言語を稼働させる遺伝子という神を狩る続編を読みたいと思います。
『南極点のピアピア動画 』野尻抱介 ― 2014-08-23
今日のガボとゴブ
『南極点のピアピア動画 』野尻抱介(早川書房)
8月23日
「南極点のピアピア動画」野尻抱介 読了。早く読まないと面白さの質が変わっちゃう。でも、吾妻ひでおの風景でもあるので、とても普遍的。
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