『敵あるいはフォー』J.M.クッツェー ― 2015-01-04
猫と本の生活が第一党首の新年のごあいさつがまだでごさいました。おわびにおめかしし
『敵あるいはフォー』J.M.クッツェー(本橋哲也 訳 白水社)
1月4日
『敵あるいはフォー』J.M.クッツェー 読了。『出口なし』(サルトル)のちょっとした楽しいヴァリアント。(…)
『ダスクランド』J.M.クッツェー ― 2015-01-04
今年もどうもありがとう
『ダスクランド』J.M.クッツェー(赤岩 隆 訳 スリーエーネットワーク)
1月4日
『ダスクランド』J.M.クッツェー 読了。74年のデビュー作。「現代」のヴェトナムと十八世紀の南アフリカの帝国主義と植民地政策を重ねた二つの物語で構成されているのだが、知的な充実感も現実への怒りも、冷え冷えとした「読書」という孤独な行為に吸収されてしまうどんよりとした読後感。
『ダスクランド』J.M.クッツェー(赤岩 隆 訳 スリーエーネットワーク)
『鉄の時代』J.M.クッツェー ― 2015-01-11
『鉄の時代』J.M.クッツェー(くぼたのぞみ 訳 河出書房新社)
1月11日
『鉄の時代』J.M.クッツェー 読了。多分、南アフリカのノーベル文学賞作家クッツェーと聞いて、読んだことのない人が思い浮かべるであろう作品。でも、クッツェーは(この時)40代後半の(アフリカーナーの末裔の)白人男性。娘に語りかける主人公は70歳の癌で余命短い白人女性。ここ重要。→
1月11日
→クッツェーの真摯なところは、自身にとっての他者を一人称にして、どこまで「愛せないゆえに愛さなければならない」を実践できるか自分自身に刃を向け続けるところなのだわさ。難儀な生き方である。
『ペテルブルグの文豪』J.M. クッツェー ― 2015-01-27
おしゃれなアプリがあったから作ってみた
『ペテルブルグの文豪』J.M. クッツェー(本橋たまき 訳 平凡社)
1月15日
『ペテルブルグの文豪』(クッツェー)が、『悪霊』中心にドストエフスキーの枠小説なのであった。そもそも数冊しか読んでないし、名前が分からないのであった。
1月18日
『ペテルブルグの文豪(マスター)』J.M.クッツェー 読了。『敵あるいはフォー』のドストエフスキー版。前作『鉄の時代』の訳者くぼたのそみさんや『文豪』の訳者本橋たまきさんが、やたら「父と息子の葛藤」と云う理由は分かったが、『文豪』はそれがメインテーマじゃない。
『ペテルブルグの文豪』J.M. クッツェー(本橋たまき 訳 平凡社)
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