『ペルーの異端審問』フェルナンド・イワサキ ― 2016-07-31

背景の酔っぱらいはおいといて、4歳になりました
『ペルーの異端審問』フェルナンド・イワサキ(八重樫克彦、八重樫由貴子 訳 新評論)
7月31日
『ペルーの異端審問』フェルナンド・イワサキ 読了。巻頭言が筒井康隆、序文がリョサという豪華な小本。筒井さんの作品で例えるなら、『郵性省』などではなく『虚航船団』第二章ではないか。歴史を暴力史として圧縮する試みに対し、リマの17世紀を性欲異端審問史(しかも全て事実)で異化する力技。
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