『ダールグレン』サミュエル・R・ディレイニー2011-06-18

近所の公園のらネコたち。もう逃げる気力もなしwww

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『ダールグレン』サミュエル・R・ディレイニー (大久保譲 訳 国書刊行会)


6月18日

(「煙滅」二周目の前に「アインシュタイン交点」 もちろん「ダールグレン」の助走)


6月20日

(ダールグレンの助走でくじけそうだ…)


6月21日

「アインシュタイン交点」超ひさしぶり再読。やっぱり最後に向かって心臓破りの丘が続く。音楽、手拍子のシーンがいいな。これをあざとい隠喩とか云っては元も子もなくなくない?(紐解く気になれないという意味ではあざといのかw) でも、こんな調子で「ダールグレン」いけるのかな。乱文失礼。


6月26日

ほんとに中年男は本を読まないのだろうか。っていうか、中年っていつからだろう。ぼくは「ダールグレン」だって読んでるから中年じゃない。


6月26日

「ダールグレン」は、濃蜜でしつこくてそれでいてスタイリッシュな文章が続く。「アインシュタイン交点」が1行に圧縮したことを100行に膨張させる感じ。っても、まだ二章。さきは長いw


6月27日

(「ダールグレン」、延々とつづいた居心地のわるいディナー終了。単純な悪意で家族を描いてないのがいいな。でもどの辺にどんな伏線があるのか。あまり気にせず先にいこう)


6月27日

増刷に備えて。上巻 p201 下段 8行目 「バーデン」=> 「バーテン」


6月28日

(「ダールグレン」、ニューボーイという詩人が「文学作品の客観性」を嗤う。たしかに作家の「口調」を直に知るとその声が読書に影響することはあるかも。いいか悪いかではなく) (「ダールグレン」おもしれーな) (ちょう面白いw)


7月7日

(そうこう言っているうちに「ダールグレン」はやっと上巻が終わりかけ。さあ、目に見えておかしなことになってまいりました)


7月9日

爆笑。ぼくはまだ半分だけどその予想通りのズブズブ感がよいのだ。(山形さんの評は10行しか読んでない。ネタ割れしそうだから) RT @tonkara1: 山形浩生さんの『ダールグレン』評。http://t.co/Au6J9K3 予想通りの酷評!


7月11日

(「ダールグレン」やっと下巻に入った。そんでまたゲイセックスシーンなわけで、「これどうしよう」「食っちまえよ」と言ってペロペロするわけで、この「食っちまえよ」ではちょっとドキっとくる。のに、直後、食っちゃう理由をちゃんと説明するのは興ざめ。といったズルズル感が読みどころ(複雑))


7月13日

(しかし「ダールグレン」はぐだぐたしてるな。と思ったら作中でも「一日じゅう、こんなとこでぐだぐだしてられねえぜ!」と叫んでいて苦笑。と思ったらなんか大変なことが!)


7月13日

(「オルガスマシン」はそんなにエロくないし人間モノ化もそんなに凄まじくない。…あ、これには母乳がでたぞ!)


7月19日

「ダールグレン」はハリウッドで映画化するのにピタッリじゃん? 【右手に鋭く光る真鍮の蘭、右足はブーツ、左足は素足、さらさらと記憶を失い続け、名をも失った主人公キッドが、霧と煙に包まれた暴力とセックスの街を詩に謳いあげ、二つの月のもと彷徨する】


7月19日

でも、こんな話じゃないんだよなw


7月21日

(「ダールグレン」、そろそろ面白いのか退屈なのかよく分からなくなってきました)


8月3日

まだ「ダールグレン」を読んでいる。


8月7日

(家人がアッコちゃんのコンサートに行ったのでひとり静かにダールグレン)


8月7日

(まだ30ページ残ってる。しんどいな)


8月7日

「ダールグレン」読了!読了!読了! ベローナを彷徨う気がないとイラつくかもね。SF的にはグダグダ。文学的な仕掛けっつてっも「書き換え」の一言で終わりなので難解じゃない。(どう書き変わるかを確認するのは難儀) そして山形先生が(たぶん)言ってたようにナルシシズムの塊である。(続く)


8月7日

(続き)じゃあ駄作なのか失敗作なのか伝説のままにしておけばよかったのかと云うと、おれは傑作だと思う。なによりダラダラ読める、長いからいつまでも読める、謎が解けないので考える、思わせぶりだと思ってたら語り手が「おれって思わせぶり」とか呟いてかわゆい、三人Hは知恵の輪のよう、(続く)


8月7日

(続き)ともかく延々と読んでいくとどうやらこのキッドとかいう健忘症の小僧(ただしアラサー)が作者の投影(まあ主たる登場人物みんな作者の元型だけど)で、こいつの成長物語なんだなと分かるんだけど、これが一切成長しないw キッドと共にいつまでもウダウダくだを巻くナル上等の読者にお薦めw


8月7日

(読みごこちで云えば「石蹴り遊び」に近いんだよね、意外と)


8月7日

(人間は複雑で、頭の中に何十人もいるから一人でも爆笑できるのだ) (と、思うことにしてます)


8月7日

(つか、おれだってこないだまでは(爆笑)って言ってたしね)


8月8日

「ダールグレン」は面白いんだよ! おれの感想が面白くなさそうであってもそれとは関係なく、面白いよ! どこが…と書き始めると否定的な表現がくるっと裏返って面白さになる、という偏屈な面白さだよ!


8月8日

「ダールグレン」を読むと頭が悪くなった気がする。「ジャック・ルーボーの極私的東京案内」を読むと頭がよくなったように錯覚する。




『ダールグレン』サミュエル・R・ディレイニー (大久保譲 訳 国書刊行会)

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