『駄作』ジェシー・ケラーマン2014-10-04

今日のガボ

今日のガボ


『駄作』ジェシー・ケラーマン(林香織 訳 早川書房)


9月29日

ケラーマンの「駄作」、まだ6割ほどですが、気が狂いそうです。


10月2日

「駄作」99章で私は泣いた。(泣いたことを後悔する予感)


10月4日

「駄作」ジェシー・ケラーマン 読了。これをサスペンススリラーとしては読んだひとは怒る、だろうなー。現代文学として読んだら冗長と言うだろうし、人間が描けてないとか破綻してるとか、そもそもナニコレ誰得?と。私はこういう何物にも比較し得ない馬鹿げたものが読みたかったのだ!ありがとう!


10月4日

補足。この作者は劇作が本職だそうで、まさに会話の旨さが際立って、地の文がしょっちゅうト書きになるのも楽しい。あと、章のタイトルで膝をついて苦痛にうめき声をあげるほど笑ったのは初めてに近い。


10月4日

だから先に章のタイトルを見ちゃダメよ。


10月4日

あとあれだ、読み終わった本の他人の感想にはほとんど興味がないのだが、これはあちこち見て回って、おまいらどこを読んでるんだ、あの刺青の有名な言葉の意味が分かるか? と訊かれて知らなかったら調べろ、そこキモだから! などとつっこんで楽しめるw


12月18日

「言葉をおぼえるしくみ 母語から外国語まで」今井むつみ・針生悦子
「言語における意味 意味論と語用論」アラン・クルーズ
「ナウ・ローディング」詠坂雄二
「駄作」ジェシー・ケラーマン
「ストーナー」ジョン・ウィリアムズ

#2014年の本ベスト約10冊 その二




『駄作』ジェシー・ケラーマン(林香織 訳 早川書房)