『注意 選択と統合』河原純一郎・横澤一彦 ― 2016-07-13

iPhone が立ち上がるまで待ってくださいました
『注意 選択と統合』河原純一郎・横澤一彦(勁草書房社)
7月13日
『注意』勁草書房
http://www.keisoshobo.co.jp/book/b210746.html…
…本書は注意を認知システムのバイアスとして捉え、さまざまな研究の結果を裏付けに解説する。注意研究を牽引してきた著者による、これから研究を始める人や、注意の基本的な性質を知りたい人にとって最適の一冊。
7月13日
ドゥアンヌの『脳と意識』のグローバル・ニューロラル・ネットワークで何度も繰り返される、50ms前後と300msという無意識と意識の間の時間差が、膨大な実験調査で裏付けされるわけです。視覚中心で「注意」の再回帰ループ説押しですが未決事項も満載。
7月13日
あ、『注意 選択と統合』河原純一郎・横澤一彦 読了。これ、シリーズで、次は『オブジェクト認知 統合された表象と理解』
『数学者たちの楽園』サイモン・シン ― 2016-07-24

今日のゴブさん
『数学者たちの楽園』サイモン・シン(青木 薫 訳 新潮社)
7月22日
「数学なら紙と鉛筆と屑箱があれば出来る」
「哲学なら屑箱もいらないよ」
というやつを思い出した。
サイモン・シン『数学者たちの楽園 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち』にも出てきますよ。
7月24日
『数学者たちの楽園 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち』サイモン・シン 読了。AT&Tベル研究所からアニメ脚本家になるような「天才≒バカ」たちの「わかるやつだけわかればいい」数学ジョーク満載「ザ・シンプソンズ」を中心に、サイモン・シンのナード・ギーク魂が炸裂するお気楽お笑い本。
7月24日
数学ジョークは、『ヒトはなぜ笑うのか』(ハーレー/デネット/アダムズ)の「メンタルスペースバグ取り報酬理論」で説明がつくのかな。ユーモアというよりも「わかるやつだけ」選び出す(選ばれる)配偶者選択戦略の残滓に思えるが。そうか! だから選択公理がこんなにジョークのネタにされるのか!
『神への長い道』小松左京 ― 2016-07-29

絞り画像です。失敗でしたが
『神への長い道』小松左京(角川文庫)
7月29日
『神への長い道』小松左京 読了。35年ぶりくらい? マッチョだなーとか、定向進化かーとか、いろいろ傾げてしまうクビはありますが、あなた、これ1967年の作品、ほぼ半世紀前でがす。やはり小松左京は偉いのです。
『神への長い道』小松左京(角川文庫)
『ペルーの異端審問』フェルナンド・イワサキ ― 2016-07-31

背景の酔っぱらいはおいといて、4歳になりました
『ペルーの異端審問』フェルナンド・イワサキ(八重樫克彦、八重樫由貴子 訳 新評論)
7月31日
『ペルーの異端審問』フェルナンド・イワサキ 読了。巻頭言が筒井康隆、序文がリョサという豪華な小本。筒井さんの作品で例えるなら、『郵性省』などではなく『虚航船団』第二章ではないか。歴史を暴力史として圧縮する試みに対し、リマの17世紀を性欲異端審問史(しかも全て事実)で異化する力技。
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