『無常の月』ラリイ・ニーヴン2012-12-02


『無常の月』ラリイ・ニーヴン(小隅 黎 訳 早川書房)


11月24日

帰りに駄々こねて百年に寄って、ラリイ・ニーヴン「無常の月」と越川芳明「ギターを抱いた渡り鳥 チカーノ詩礼賛」を買うたった。


12月2日

「無常の月」ラリイ・ニーヴン 読了。中二はこういうのに夢中になるよSFですな。わしもタイムマシンのパラドックスを中学の班ノート(という交換日記的なもの)に延々と思考実験書き綴って顰蹙を買ったもんじゃが、スペキュレイトされた物語は懐かしいが古くならない。




『無常の月』ラリイ・ニーヴン(小隅 黎 訳 早川書房)

『学問』山田詠美2012-12-07


『学問』山田詠美(新潮社)


12月7日

そして、今週はがんばった私にハヤカワ文庫のラファティと山田詠美の「学問」をごほうび。「学問」は「おすすめ文庫王国」で年間2位のエロ小説だそう。


12月10日

「学問」(山田詠美)を読んでるわけですが、これSF? 70年代の田舎の小学生はぜったいにこんなではなかった。ありえない。というか羨ましいw


12月10日

(いや、「学問」くらいのことはあったかも。…あったな、きっと。しかしベースはもっと陰湿だった)


12月11日

「学問」(三)まで。こっぱずかしいので飛ばし読みになってしまう。心太のキャラが常軌を逸して出木杉君。最終章でどうにかなるのか。


12月12日

「学問」山田詠美読了。4人の男女の小学校2年から高校2年までの性的な成長の物語………だから何?という感想になってしまうのでした。(「アニマル・ロジック」は面白いかったのにな)




『学問』山田詠美(新潮社)

『物質のすべては光』フランク・ウィルチェック2012-12-08


『物質のすべては光──現代物理学が明かす、力と質量の起源』フランク・ウィルチェック(吉田 三知世 訳 早川書房)


12月4日

「物質のすべては光」を読んでるけど、数式を書いてもらった方が分かりやすいのに、と思うとこが多い。実際に数式を羅列されたら読まないかもしれんが:-) QCDなんてどのみち理解できないんだけど、ものすごく優秀だった同級生が格子QCDの研究やっておるらしい。


12月4日

(ぼくは落ちこぼれたので、弦理論のヒモになってお情けで卒業させてもらいましたw)


12月8日

「物質のすべては光」フランクル・ウィルチェック読了。恥ずかしがり屋でお家に閉じこもりがちなあまり体重が増え過ぎて出て来れなくなったクォー子さんに情熱いっぱいの陽子さんが全身でぶつかって少しづつ自由になっていく、というお話だと理解してよろしいか?




『物質のすべては光──現代物理学が明かす、力と質量の起源』フランク・ウィルチェック(吉田 三知世 訳 早川書房)

『言語の基盤』レイ・ジャッケンドフ2012-12-10

来客のおかげで、引っ込むガボ

来客のおかげで、引っ込むガボ


『言語の基盤』レイ・ジャッケンドフ(郡司 隆男 訳 岩波書店)


8月11日

で、ジャッケンドフ「言語の基盤 脳・意味・文法・進化」を読み恥めている。


9月12日

「言語の基盤」がんばってなう。


10月3日

(ジャッケンドフ「言語の基盤」、やっと三桁ページ。愉しい)


10月15日

「言語の基盤」乳として啜る。もとい、遅々として進まず。母鳥が胃袋でミミズを半分消化して雛鳥に与えるようにしてはもらえぬか。もらえぬわいな。


11月25日

(結果構文てのがよくわからず200ページ過ぎで往生しています。「言語の基盤」)


12月15日

(その前にジャッケンドフの「言語の基盤」を読み終えたく)


12月16日

【言語の基盤 脳・意味・文法・進化 (岩波書店)/レイ・ジャッケンドフ】を一生懸命に読んでいる本に追加 →http://hogehoge/ #bookmeter


12月24日

ジャッケンドフ「言語の基盤」やっと残り2章まで来た。家人が音韻論的に朗読してくれたが、意味論的に聴くことができなかったので本日は終了


12月24日

10章の結論、「人間は,世界に対して共通の理解をもつために,自分の概念化を他人の概念化に「同調」(tune)させる必要があるのだ」なんて実はジャッケンドフ自身どうでもいいと思ってんだろう、と疑って11章に入ったら「前線復帰」で始まってて笑ろた。


12月26日

この概念が拡張される付加的な様相,すなわち,言語的様相を表示しているにすぎない.」(「言語の基盤」RD Ⅲ部11章)


12月29日

「言語があってもなくても,心は,さまざまな様相の表示を統一して,まとまりとして貯えることができなくてはならない(つまり,神経科学の意味での「結びつけ」(binding)を長期記憶の中で確立する).これを「概念」ではなく「語彙項目」とするような構造は,


12月29日

この概念が拡張される付加的な様相,すなわち,言語的様相を表示しているにすぎない.」(「言語の基盤」RD Ⅲ部11章)


12月29日

RD ⇒ RJ


12月29日

虹がいくつの色で出来ているか、とかね。


12月30日

(「言語の基盤」p.484 (50b) ∃(y,x)... は、∃(y,z)... の誤植)


12月30日

【速報】「言語の基盤」レイ・ジャッケンドフ読了じゃけん。


4月15日

出版プロデューサーの真柴隆弘氏のあとがきで「生成文法派」として持ち出されてるピンカーの「言語を生み出す本能」やジャッケンドフの「言語の基盤」と、ドイッチャーはぜんぜん敵対してないように見えるんですけど。とくにジャッケンドフとは相性いいように思えます。




『言語の基盤』レイ・ジャッケンドフ(郡司 隆男 訳 岩波書店)

2012年の本ベスト約10冊2012-12-31

半睡ゴブガボ

半睡ゴブガボ


2012年の本ベスト約10冊


12月15日

暫定 「いい女vs.いい女」「死者の書」「ポジティヴシンキングの末裔」「股間若衆」「居心地の悪い部屋」「地図集」「紙の民」「青い脂」「カシオペアのΨ」「野生の蜜」 #2012年の本ベスト約10冊


12月15日

(でも、読んだ冊数がせいぜい60冊程度ですから)


12月15日

裏ベスト 「都市と都市」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」「正義のアイデア」「都会と犬ども」「貧乏人の経済学」「思考と意味のユーザーズガイド」「功利主義入門 はじめての倫理学」「ジョージ・ジョースター」「棒・数字・文字」「文体練習」 #2012年の本ベスト約10冊


12月31日

#2012年の本ベスト約10冊確定版(順不同)「いい女vs.いい女」「死者の書」「股間若衆」「居心地の悪い部屋」「地図集」「紙の民」「青い脂」「野生の蜜」「言語の基盤」「正義のアイデア」