『マイケル・K』J.M.クッツェー ― 2014-12-29
マニア受けするガボ
『マイケル・K』J.M.クッツェー(くぼたのぞみ 訳 筑摩書房)
12月29日
『マイケル・K』J.M.クッツェー 読了。勿論、南アのアパルトヘイトや『断食芸人』を連想させるようなテーマもあるが、ぼくには、第二章の「私」がクッツェー自身であり、さも「分かっている」ようにマイケルについて書くことの暴力と抑圧の懺悔のように読めて、苦々しく笑ってしまうのでした。
2015年3月23日
クッツェーのどれかをいま読み直せと言われれば『マイケル・K』を選ぶなあ。あと『夷狄を待ちながら』。
3月27日
もちろん『マイケル・K』はカノンでもあるし、ここ数年で岩波文庫の担当が変わって、現代でこそ読まれるべきものを入れ始めたというのもある。
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