『いつわり』フィリップ・ロス ― 2014-05-18
今日のガボとゴブ
『いつわり』フィリップ・ロス(宮本陽吉 訳 集英社)
4月24日
ロスの「背信の日々」を読んで100ページあまり、六日間戦争後10年のイスラエル訪問から加速度がついたように気違いじみた展開に急転直下で凄まじいことになっておるのです。ネーサン・ザッカーマン、一世一代の危機。
5月18日
「いつわり」フィリップ・ロス 読了。「背信の日々」から地の文を省略した会話文小説。プイグのように映像はまったく浮かばない。かと言って思弁的でもなくいつも通りフィリップ(!)が不倫しまくり、不倫相手に自己分析をさせまくり、狂気のように自己言及しまくり、それなのに静かな読み心地。
『いつわり』フィリップ・ロス(宮本陽吉 訳 集英社)
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://yodamina.asablo.jp/blog/2014/05/18/7637839/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。