『ヘンリー四世』シェイクスピア ― 2017-07-05
さあ、神もご覧あれ、プロジェクトマネージャーもご覧あれ! (「ヘンリー四世 第二部 第一幕第三場」)
『ヘンリー四世』シェイクスピア(小田島 雄志 訳 白水社)
7月1日
『ヘンリー四世』なんでこんなに延々と王子とその悪友どもの漫才が続くのか…。これが大仕掛けの伏線でなかったら壁に投げつけるぞ。
7月5日
『ヘンリー四世 第一部・第二部』シェイクスピア 読了。ハル王子(ヘンリー五世)の狼藉ぶりは、四世の因果応報と解釈するとして、放蕩仲間サー・ジョン・フォールスタッフの喜劇的無法者が同居してるのは何なのか。歴史的人物の俗物ぶりを満喫する悲劇的喜劇というカーニヴァル。壁に投げはしない。
7月5日
フォールスタッフを説得力豊かに演じる変な役者なんていまどきいるのか。
『お世辞を言う機械はお好き?』クリフォード・ナス+コリーナ・イェン ― 2017-07-09
と思いました。そんな私は、この図でいうと、月曜から金曜は左下と左上を往復し、土日は右上で日曜夜に右下を通って左下に移動する、そんな生活をしております。面白いよ。
『お世辞を言う機械はお好き? コンピューターから学ぶ対人関係の心理学』クリフォード・ナス+コリーナ・イェン(細馬 宏通 監訳、成田 啓行 訳 福村出版)
7月6日
『お世辞を言う機械はお好き?』っつうのを読んでて面白いのだが、MS-Officeに「クリッパー」なんていうイルカもどきがいたとは知らなかった。群を抜いた嫌われ者だったそうでw
7月9日
『お世辞を言う機械はお好き? コンピューターから学ぶ対人関係の心理学』クリフォード・ナス+コリーナ・イェン 読了。コンピューターを人間(社会的行為者)として扱う人間の志向的構えを利用して、例えばみえみえのお世辞が人間関係にどういう影響をどの程度与えるかといった、人間だけでは
7月9日
個々人が持っている属性が多すぎて比較対照群を作ることがとても難しい実験を、コンピューターに「お世辞を言う」以外全く同じ条件を作って比較すると見事にクリアな結果が出るという面白い実験が30個ほども紹介。コンピューターでさえみえみえのお世辞を並べるだけで評価を上げてしまう人間。
7月9日
これが人間でもほぼ同じ、何といっても機械ですらこの結果なのだから。(機械だからバイアスかかってんじゃねーの?と思うひとは前著『人はなぜコンピューターを人間として扱うか』を読むといいらしい)
というわけで、人間関係に悩む人は読むとよいかも。私は「自分の情動を調整するには、抑制では
7月9日
なく認知的再評価(リフレーミング)を用いること」に実験を通して初めて納得した。要は「満員電車で入り口に立ちふさがるひとにいきなり怒らず、『ああ、このひとは少し頭の弱い残念なひとなんだな』と再評価する」ってことなんですが、コンピューター相手にも効果的なのを見て、やっぱりそうすべき
7月9日
と思いました。そんな私は、この図でいうと、月曜から金曜は左下と左上を往復し、土日は右上で日曜夜に右下を通って左下に移動する、そんな生活をしております。面白いよ。
7月13日
ほとんどが制度ですらないのでいつでもできるし、大企業は同じようなことを言ってるはず。問題はそのメッセージと正反対のメッセージもずっと出し続けている最も嫌悪されるパターン。『お世辞を言う機械はお好き?』にも明示的メッセージと暗示的メッセージが矛盾する人は最悪の信頼度と結論ついてる。
7月14日
これは『お世辞を言う機械はお好き?』でも、人間の女が男の形のアバター二人と競う数学試験と、女のアバター二人(または男と女ひとりずつ)と競う場合では、圧倒的に後者の方で成績が良かったそうな。
『お世辞を言う機械はお好き? コンピューターから学ぶ対人関係の心理学』クリフォード・ナス+コリーナ・イェン(細馬 宏通 監訳、成田 啓行 訳 福村出版)
『ヘンリー五世』シェイクスピア ― 2017-07-14
浦沢直樹が描くような、鼻に影がつくようになりました
『ヘンリー五世』シェイクスピア(小田島 雄志 訳 白水社)
7月14日
『ヘンリー五世』シェイクスピア 読了。三つ子の魂百まで。悪は悪よ。「臣下一人一人のつくすべき義務は王様のものだが、臣下一人一人の魂は自分のものだ」(第四幕第一場)と、臣下が王様のために死ぬのは義務だが王様のために死ぬのは自由意志だ、などとパラドクスな倫理を展開する現代的な王様。
『から騒ぎ』シェイクスピア ― 2017-07-15
暑いけどくっつくのはいかがなものか
『から騒ぎ』シェイクスピア(小田島 雄志 訳 白水社)
7月15日
『から騒ぎ』シェイクスピア 読了。まさに言葉遊びの墓場の名にふさわしい絢爛緞子の帯姫さながら花嫁御用はナニしてござる。誤用の語用は御容赦のほどほどに結んで開いて屁をひって蒸すんで股ひらいて手をうってその手を上に放るどアップのお手上げ熱々じゃじゃ馬ならしの再来は幸い助平るアップよ。
7月15日
と、柳瀬尚樹先生ならそれくらいまでやって顰蹙や喧嘩や仔猫をかうであろうほどの言葉言葉言葉。
『ウィンザーの陽気な女房たち』シェイクスピア ― 2017-07-17
ごはんの時間ではなかろうか
『ウィンザーの陽気な女房たち』シェイクスピア(小田島 雄志 訳 白水社)
7月17日
『ウィンザーの陽気な女房たち』シェイクスピア 読了。おい、糞、あなた、亭主のあたま割る話しあるない。複線おおすぎて、あなたのあたまかち割ったか。勝ちはあたが、可知も不可知も神の家畜の価値、糞、あたし、おまえになに言ったか岩魚買ったか。糞、あたし、シェイクスピアのあたまシェイクす。
7月17日
いや、面白いんだけどね、もう、座付作者でエリザベス女王に急かされて他におおっぴらに下品で楽しい催しがなければ、こんな感じで詰め込みますわな。枝葉末節刈り取ったら、可笑しな役が全部なくなるしねー。
7月17日
ていうか、シェイクスピアって、いろんな芝居のアイデアや題材を混ぜ合わせて辻褄合わせるのが、間に合わせの苦肉の策ではなくて、本当に心底大好きだったんじゃないかと思う。
『現代生物科学入門 1』岩波書店 ― 2017-07-29
今年ははやめに蟠桃が届きました
『現代生物科学入門1 ゲノム科学の基礎』浅島 誠 、黒岩 常祥 、原 雄治 編(岩波書店)
7月29日
『現代生物科学入門 1 ゲノム科学の基礎』岩波書店 編集=浅島誠/黒岩常祥/小原雄治 執筆=吉川寛/伊藤隆司/上野直人/佐々木裕之/中井謙太
いんやー、面白かった。まあさ、進化論とか好きだけどさ、おれ、化学ダメ出しさ、ヌクレオチドって噛まずに言えないし。そんなおれでもスラスラと
7月29日
読めるのは、ざっと概観したあと(ここが一番きつい)同じ現象や研究を、ゲノムから細胞を形成する観点、ゲノムから個体発生する視点、ゲノムのスイッチをオフオンするエピジェネティクス、そしてゲノムの情報処理による単語(遺伝子)と文法(転写や発現)の読み解きと、手を変え品を変えて熱く
7月29日
語ってくれるから。ほんとに頭が良くなった気がする。これが2009年なので、そろそろディープラーニングでゲノム配列の相関も相当分かってきてるのではないかしら。でも、使えるものはなんでも使う後出しジャンケンの繰り返しの凄まじく複雑なルールで成り立っている世界だからなあ。すごいなあ。
『T島事件』詠坂雄二 ― 2017-07-30
ゴブさん、はみ出てるよ…。
『T島事件 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか』詠坂雄二(光文社)
7月30日
『T島事件〜絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか〜』読坂雄治 読了。
………あああああああああああああ、あ、あああああ。(これ前例ないと思うが。衝撃)
読んだ方、DMくださいw
7月30日
『T島事件〜絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか〜』詠坂雄二 読了。
………あああああああああああああ、あ、あああああ。(これ前例ないと思うが。衝撃)
読んだ方、DMくださいw
(先のツイートは漢字を二つも間違えたので消しました。わざとじゃないよw)
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