『コスタグアナ秘史』フアン・ガブリエル・バスケス ― 2017-10-25
眠い
『コスタグアナ秘史』フアン・ガブリエル・バスケス(久野 量一 訳 水声社)
10月18日
バスケスの『コスタグアナ秘史』読んでんだけど、こいつ、算数、弱いよね? 細かい数字を出すのが大好きなくせに、ぜんぜん計算合わないんだけど。
10月24日
『コスタグアナ秘史』でまさか泣きそうになるとは思わなかった。
10月24日
ちょっとだけ泣いた。
10月25日
『コスタグアナ秘史』フアン・ガブリエル・バスケス(久野量一訳) 読了。面白かったー! 突き刺さる何もかもが終盤のジェットコースターヒストリー オブ コロンビア≒コスタグアナになだれ込む布石。個人と大きな物語、虚構と植民地の交差を、
いや、違う。
まだ、違う。
まだ、早い。
読め。
10月25日
『ノストローモ』を読んでおく必要はない。もちろん頭に入れていた私は最終章で至福の時を過ごしましたが。コンラッド自身の序文と薄い伝記くらいでも充分。それよりも『コレラの時代の愛』や『百年の孤独』を読んでた方が吉かも。パナマ史に詳しい方がいいかは微妙。
10月26日
いやー、これ、なんでそんなに話題にならないのかな。凄い傑作だよー。何一つ事前の準備がなくても絶対に面白い。パナマ史やコロンビア史にまったく暗い私はその分先を読めずに得をしたけど、知ってたら「あゝ、あゝ」なんて唸りながら読んだよ、きっと。つまり読め。
12月31日
#2017年の本ベスト約10冊 そのさん
『コスタグアナ秘史』フアン・ガブリエル・バスケス
『現代世界における意思決定と合理性』キース・E・スタノヴィッチ
次点『大相撲殺人事件』小森健太朗
バスケスは『密告者』『物が落ちる音』も入れたい。
今年は面白いものをたくさん読めた気がする。
CRIOLLISIMO: 僕ならメキシコ市の書店ガンディーを選ぶ https://criollisimo-cafecriollo.blogspot.com/2018/01/blog-post_15.html?spref=tw…
バスケス『密告者』のちょっと驚いた話。
間接話法を直接話法に変えたり改行を入れたり手を入れている模様。私が思ったのは役割語の是非。翻訳大賞に推して、翻訳のあり方を議論する恰好の作品ではないか。
12月24日
バスケス『コスタグアナ秘史』のラストの衝撃を思い出した。
12月24日
あのラストの崩壊感が、ぼくの読みたい「明快に理詰めで積み上げて挙句に破綻する」小説の感じに近い。
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