『無垢の博物館』オルハン・パムク ― 2011-12-23
『無垢の博物館』オルハン・パムク (宮下遼 訳 早川書房)
11月30日
パムク「無垢の博物館」なう!
12月3日
(ケマル@無垢博、スケベのうえにバカ決定)
12月3日
(ただ、パムクはこれを本気で書いているんではないかとちょっと危惧。お気に入りの源氏物語をトルコの上流社会に云々とか言いそうだ…)
12月4日
(ケマルのあまりのバカ変態さ加減に愛想が尽きそうなんですが。いま上巻残り百ページ)
12月5日
さて風呂、そしてパムクのバカスケベヘンタイ小説に戻る。
12月5日
無垢の博物館、下巻は面白くなるのかな。翻訳がまずかったら放り出してるかも。ヘンタイっつても例えばロスの「ポートノイ」あたりに比べりゃいたってまともだし。ハンバート・ハンバートの胡散臭さもなし。単なるいいとこのバカスケベ坊ちゃん。いや、たとえノーベル賞とってもパムクだし。下巻期待!
12月8日
(無垢博、なんだか良い作品のような気がしてきたのはオレの感覚がマヒしてきたからではないのか) (ひとりのスケベバカ坊ちゃんの独りよがりの思考にとことん寄り添って、読者の倫理観とか常識とかをマヒさせてしまう作戦なのか? そうなのか? まんまとやられ加減?)
12月12日
さっさと「無垢の博物館」を読み終えたいが、ケマル兄さんのツイートが永遠に続きそうでウンザリしている。(Twitterならフォロー外しちゃうレベルw)
12月15日
(だんだんケマル兄さんっぽい考え方をするようになっている自分がイヤ)
12月15日
ケマル兄さん的考え方っても、別に現実でそんな変態ちっくになってるわけではないよw 「無垢博」読んでて、例えば持ち帰ったフュスンの卸し金を武器と勘違いされて官憲に尋問れたときに「ベタベタ触られたらフュスンの感触が無くなるよぉ」とケマルより先に考えているオレがものすごくイヤw
12月19日
(ケマル兄さんの独り言はまだ続く…)
12月22日
(「無垢の博物館」はあと90ページ。技巧を尽くしたこの一人称小説がまったく楽しめないのは、たんに相性の問題なのか)
12月22日
本当の変態はこんなもんじゃないし、「ケマル視点」のフュスンと「本物」のフュスンのギャップがあるのかないのか煮えきらず、あらゆる点で中途半端な印象が延々と。 RT (「無垢の博物館」はあと90ページ。技巧を尽くしたこの一人称小説がまったく楽しめないのは、たんに相性の問題なのか)
12月22日
「無垢の博物館」は予想通りの展開に電車のなかで笑ってしまった。あと50ページくらい。
12月23日
それはともかく、パムク「無垢の博物館」読了。腐ってもノーベル賞とってもやっぱりパムク。最後はちゃんと盛り上げて綺麗の終わらせた。700頁にわたり、ずっとあらゆることが中途半端に感じられたのは正しい読み方だったと確信。それが楽しいかどうかは別の話なんだけどね。
12月23日
好きな比喩ではないけれど、「無垢の博物館」の中途半端さは人生が一方向からしか見ることのできない中途半端なものであるのと同じ。それが楽しいか(幸福か)否かは別の話、本人(読者)しか分からない
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