『大相撲殺人事件』小森健太朗 ― 2017-08-02
外を見てるんじゃなくて、カーテン見てんだよね
『大相撲殺人事件』小森健太朗(文藝春秋)
8月2日
『大相撲殺人事件』小森健太朗 読了。大相撲を舞台にした本格ミステリ。「ジャパン……ビューティフル」と大学と間違えて相撲部屋に入門したカタカナ英語のマークが探偵役の連作短編集。『対戦力士連続殺人事件』では連日相手力士が『2666』のように箇条書きで死んでいき、不戦勝の勝ち名乗りを
8月2日
うけて14連勝に喜ぶマークたち。あるいは『女人禁制の密室』では誰にも思いつかなかった心理的密室トリック。常に想像の斜め下からカワズがけのような飛び道具を繰り出す電車の中では読めない本ランキング今年ナンバー1。奥泉光の解説も鋭い切れ味。続編のタイトルは本当なのか八百長なのか。
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