『成功する人は偶然を味方にする』ロバート・H・フランク2017-08-06

ちょっとでかけてきます

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『成功する人は偶然を味方にする―運と成功の経済学―』ロバート・H・フランク(月沢 李歌子 訳 日本経済新聞社)


8月6日

『成功する人は偶然を味方にする 運と成功の経済学』ロバート・H・フランク 読了

控えめに言って下品なタイトルですがハウツーものではなく、フランク先生の体験を披露しながら「競争への参加者が増えるほど勝利には運が大きく作用する」ことを「ふろく1」で分かりやすく説明している。


8月6日

そして、「成功したのは100%私の才能と努力のおかげ」と思い込みたい富裕層を丹念に説得し、累進的所得税から累進的直接消費税に切り替えれば、公共投資に向けられるだけ税収に余裕ができるよ。


8月6日

という、これだけ聞くとけっこう謎の論理があるのですが、その論拠は、①間接消費税じゃなくて「所得−貯蓄」額(つまり消費額)の自己申告に累進的に課税するので、富裕層がディスプレイ的な贅沢を節約するから、所得カスケードで中低所得層のディスプレイ規模も縮小し、その分貯蓄や投資に回るよ。


8月6日

②節約分を公共事業にまわして道路の凸凹を直して増税でフェラーリ買えなくてもポルシェで快適に走れるようになるから富裕層も恩恵を受けるよ。>/p>


8月6日

ということなのであるが、制度のコペルニクス的転回だと思うし、そもそも、本当に投資が増えるのか(今の日本でやったらどうなのか)とか、謎が謎を呼ぶなあ、と思ったら「ふろく2」でそんな素朴な質問と回答がまとめてあった!


8月6日

ちょっとスッキリした。ちなみに、誰でも疑問に思いそうな「今まで所得税払って貯めた金を今度は消費税で二重課税しおるか!」という激怒にも、「その辺は非課税にするようにしないとだめだよね」と軽くいなしておった。しかし、そんなきれいに切り替わるのか…。


8月6日

でも、相対的貧困率を逆手に取ったような相対的富裕率のような論拠は、進化心理学に明るいとの著者(謝辞にドーキンスいた)の面目躍如なのではなかろうか、そこが一番面白い。

電子書籍もあるから、すぐ読めるよ。




『成功する人は偶然を味方にする―運と成功の経済学―』ロバート・H・フランク(月沢 李歌子 訳 日本経済新聞社)

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